つい先日、第12532代目温泉名人を襲名しました‼なんと10年以上もかかった…これにはかくかくしかじか理由があります。
私が温泉道を歩み始めたのは小学生。親が温泉好きで、一緒に何故か始めていました。
当時も今もせっかちなもんで、「中学生になるまで集めるんだ!」と目論んでいました。
しかし中学、高校と時が進むにつれ別府に行く頻度も少なくなり…
いつの間にか温泉道は私の心から消えていました。
高校を卒業し別府市内の学校に進学。
最初は学校生活についていくのに必死でしたが、あるときふと、「こんなに別府で生活しているのに別府のことを知らないな」と思いました。
こんなに沢山温泉があるのに….
そこでやっと、あの赤いスパポートを思い出したのです。
それからは通学路にある温泉、口コミを調べて期待を膨らませた温泉、ぶらぶらテキトーに歩いていきついた温泉、沢山の温泉に入湯しました。
昔と比べて、温泉の泉質に目が行ったり、コミュニケーションを恐れずとったり、内装や外観など温泉以外のところに着目したりと楽しみ方が増えました。
念願の名人黒タオルを貰ったとき、こどものときの自分が知ったら「遅すぎる!」と嘆くかもしれない、でもやっと、「別府について私は温泉を知っている」と誇れる称号を貰えて嬉しかったです。
もともと都会に憧れを持つ人間でした。
でも温泉巡りを今してみて、別府の味ある風情がやっとわかった気がします。
路地裏の猫、盛んなアート、そしていつでも私を「あったかく」してくれる温泉。
早速2周目もスタートさせました。
今度はできるだけ1周目に行かなかった温泉に入湯して、今度は日記にもつけてみて、もっと別府の魅力を語れるようになりたいです。
湯ろが~(公開名):湯気分子 さん
